戦評。その37。シンガポールVS日本

W杯2次予選シンガポールVS日本。


好事魔多し。ピッチもフィジカルもコンディションが大事。芝・気温・湿度などなど。

嫌悪感。格下相手に前戦はHOMEで引き分け。有り得ない決定機の数々。指揮官も呆れる程。

日本代表で1対1に一番魅力を感じる宇佐美貴史について少し語ってみたい。要注意人物。

1992年5月生まれの23歳。京都府出身。地元クラブで活躍の後2005年にガンバユースに入団。

2009年高校2年生でトップチームに昇格。2011年独バイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍。

11-12シーズンわずか5試合の出場に終わる。チームも完全移籍のオプションを行使せず帰国。

で、古巣ガンバ大阪での活躍なんですけど。感想は元々のテクニックに加えて決定力が増した。

宮市は怪我やけど柴崎岳と共に「プラチナ世代」と呼ばれる。面子が少し少ないと思うけど。

この辺りが中心となって2018年ロシアW杯に出てもらいたいなと個人的に期待している感じ。

その辺りを楽しみに試合を観てみたいと思う。 さじ加減。


その宇佐美はベンチスタート。ジョーカー!になり得る存在。BATMAN!

セットプレイ・ミドルシュート・サイド攻撃の3つが攻撃の鍵。

シンガポールはHOME。試合当初は守備がベタ引きでは無い。

前半7分。日本。OH清武からLSH武藤にパス→RSH本田へ右足でクロス→折り返しに詰めて来た

CF金崎につながらず

前半16分。日本。セットプレイ。中央やや深めの位置にOF清武FK→キック エリア内右寄りの

CB森重がヘッドでの折り返し→GK弾く→ゴール正面RSH本田がヘディングシュート→DF防ぐ。

両SHのサイドチェンジのパス(クロス)が目立つ。ディフェンスをスライドさせる事が目的。

正しくて理にかなった戦術。

前半20分。日本。CB森重のロングフィードRSH本田へ→本田が左足でクロス→LSH武藤が

ヘディングで折り返し相手DFに競り勝つ→エリア真ん中のCF金崎が胸トラップ後落ち着いて

左足でシュート GOAL! 先制。

前半24分。日本。RSH本田やや右寄りの位置でFK→キック 枠内!GK弾く→ボールはCB森重へ

折り返し→またGKが防ぐ

前半26分。日本。右サイドRSH本田が起点でDH長谷部に戻しのパス→CF金崎がワンタッチで

OH清武へ→LSH武藤へエリア内でパス→走って来た本田に後ろへ小さいパス→左足でシュート→

相手DFに当たってコースが少し変わる GOAL! 細かい崩しでの得点。


前半終了。妥当な途中経過。

昨季の終わり位のバルサのメッシが逆サイドへのダイアゴナルのパス(クロス)をしてた。

それを彷彿とさせるサイド攻撃。クオリティはダンテ。。。いやダンチ(段違い)やけど。

選手同志のポジショニングのトライアングルが綺麗な場面が。ハリルになって初?


後半開始。シンガポール。CFファズルルOUT サヒルIN

後半13分。日本。RSB酒井宏のスルーパス→DFライン裏へ走るCF金崎へ ドリブル後

シュート→GK足で止める

後半20分。シンガポール。DHイズディンが深い位置でのFK→キック OHサフアンが

ヘッドでシュート ゴール枠外で左へそれていく

後半25分。日本。LSH武藤OUT 宇佐美IN

ジョーカー切り札の登場。

後半30分。日本。OH清武OUT 香川IN

後半33分。日本。DH柏木が左サイドLSH宇佐美へパス→ドリブルでDFをかわした後の

カットイン気味のシュート 浮かした

後半42分。日本。右CK柏木→キック CB吉田がヘディングシュート→ゴールライン上の

LSBナズルルが弾く→ボールはエリア内の宇佐美 パス→CB吉田シュート→GK手に当たるが

GOAL! 駄目押し点。


試合終了。3-0で日本代表の勝ち。

日本は無難なプレイに終始した。用意された戦術は理にかなってた。

シンガポールはやはり個人の技術の無さを感じてしまう試合内容だった。

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ユーロ予選プレイオフを観て改めて思ふこと。代表の試合は少し退屈。前にも書いたけど。

セットプレイ・PK・個人技での得点が圧倒的に多く連携・コンビネーションで崩す事が少ない。

崩しも単純な物が多い。まぁ一緒にプレイする時間も少ないし練習時間も短いし。

ユーロの本戦は多くの面白い試合を期待したいけど反面懸念もあるのが事実である。


on and on 20151116

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