戦評。その77。バイエルンミュンヘンvsドルトムント

行われた試合が結構な前で記事にタイムリーさが無くてナニなんですが。。。
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DFBポカール決勝。バイエルンミュンヘンvsドルトムント。


ラストダンス。ペップ・グアルディオラがバイエルン・ミュンヘンでの最後の監督の試合。

カタルーニャ生まれ。生粋のバルサっ子。13歳で下部組織。19歳でトップチームデビュー。

91-92でレギュラー獲得。でリーガ・CLの2冠に。リーグ4連覇のクライフバルサの中心選手。

00-01までバルサに在籍。後にブレシア・ローマなどのセリエAのチームを転々と移籍。

05-06メキシコで引退。07からバルサBで監督デビュー。1年後の08からトップチームの監督。

当時の中心選手の粛清を断行。それが就任1年目の3冠につながった。新人監督としては快挙。

11-12シーズンを最後にバルサを退団。13-14シーズンからバイエルンでの監督をスタート。

リーグ戦3連覇等国内では結果を残すもののCLでは準決勝止まりに終わった。優れた戦術家。

新しい試みが多かったバイエルン時代で。来季からはマンチェスター・シティの監督に。

選手が戦術と言ってるけど。選手の放出は避けれないけど現有戦力でやりくりするのかなと。

その辺りを楽しみに試合を観てみたいと思う。


ペップがDFに求める点。「足技の巧さ」。これが無くてダンチは移籍した。

ドルトムントは香川がベンチ。中盤の真ん中の構成を見ると守備的?

カウンターならカウンター、ポゼッションならポゼッション。

そのどちらかに比重を置くのでは無くバランス良く攻守するのがモダンフットボールの極致。

守備的なドルトムント・ポゼッションのバイエルン。そんな印象。

前半32分。バイエルン。左サイドLWGリベリから→CHチアゴ→リベリがサイドチェンジのパス

→RWGコスタがカットイン・左足でミドルシュート⇒GKビュルキ弾いた


前半終了。0-0。スコアレス。

バイエルンは守備的な相手に攻めあぐねた印象。

ドルトムントはカウンターベース。少ないタッチ数で攻める意図はあったものの。


後半開始。

バイエルンは右サイドからの攻めが多い。RWGコスタを生かす戦術。

ただ人数をかけて守られてるので”無機質”。

バイエルンは決定機の精度が少し足りない。

後半25分。ドルトムント。LSBシュメルツァーOUT ドゥルムIN 負傷交代

後半30分。バイエルン。CBボアテングのフィードから→左サイドDFライン裏を狙うLWGリベリ

→DFと1対1でカットイン・右足シュート⇒GKビュルキの対応

監督の指示通り深い位置からダイアゴナルのロングパスを使う攻撃。

後半33分。ドルトムント。CBフンメルスOUT ギンターIN 足が攣った

フルタイム。0-0。延長へ。基本的には攻めるバイエルン守るドルトムントは変わらない。

バイエルンはSBが中寄りとか戦術的な意図が少ない感じかなと。

ドルトムントは中盤の3人(DH・CH*2)が守備的=後ろ足に比重を置き過ぎで

カウンター時の攻めに厚みが無い。

延長開始。

延長4分。バイエルン。DHビダルのビルドアップから→バイタル中央に侵入するLWGリベリ→

やや左に流れてたRWGコスタ→リベリ→CFレヴァが右足シュート⇒敵LSBドゥルムが

渾身シュートブロック 中央の細かい崩しでの決定機

延長前半終了。0-0。ZIP…

延長後半0分。ドルトムント。CHカストロOUT 香川IN

香川は途中交代ながら守→攻のリンクマンになれるかが鍵。

延長後半3分。バイエルン。LWGリベリOUT コマンIN 負傷退場?攣っただけ?

RWGコスタがLWGにポジションチェンジ 基本右コマン左コスタ

延長後半8分。バイエルン。左CK キッカーはLWGコスタ キック→やや左バイタルに

入って来たLSBアラバが左足アウトサイドで高度なミドルシュート⇒GKビュルキが胸で弾く

延長後半終了。0-0。PK戦突入。

ピー!成功。ピー!成功。ピー!失敗。~~~~~~(ちなみに1人目の香川は成功。)

4-3でバイエルンPK戦勝利!ドイツカップ優勝!


試合内容は決定機が少なく 漠然 としたものになった。

バイエルンはらしさが少し欠けたきらいが。精度。試合後に泣くペップ監督が印象派。

ドルトムントは戦い方を貫いたけど攻め手が無かった。皆無。トゥヘルは普通やった。

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もうすぐEURO(欧州選手権)が開幕する。以前にも書いたのですが代表の試合は 退屈 。

「個」ばかりがフィーチャーされ過ぎてコンビネーションでの崩し等が少ない試合内容。

あと日程の過密さも高いパフォーマンスが望めない一因かも。出場国の増加はLet’s see.

監督の手腕やけど何処にモチベーションを持っていくか。「個」の「戦術」への落とし込み。

まとまりなく書いたけど。それでも”ドラマ”は期待したい。4年に1度だけの豪奢な時間。

ただupset・giant-killingだけがドラマでは無い。心を揺さぶる要素は他にもある筈で刹那。


p。S・武士たる者、座して多くを語らず。。。語ってるガーナ。。。んー。。。

てか知らんまにコパ・アメリカ始まってた。チェックだチェックゥー!ブラインド重視。



on and on 20160606

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