戦評。その145。ナポリvsユヴェントス

ナポリvsユヴェントス


I’m not so systematic, it’s just that I’m an addict for…

時には情熱家。時には気分屋。で、お馴染みのサッカーマニアのミヤタビッチです。

気になるマッチアップが1点。

<ナポ>サッリ監督<ユベ>アレッグリ監督。

端的に両監督を評すると。サッリはコレクティブ=集団で戦う。アレッグリは弱点を消す。

サッリは試合始まる前のブイでパスサッカーを信奉て言ってたけど。そうは観て無くて。

前線からの守備。サイドの選手ウインガーであってもCF1TOPの選手として成り立たせる

個人戦術の落とし込みの素晴らしさが彼のストロングかなと。まぁあんまセリエA見ないんで

なんともかんともなんですが。アレッグリは前のFootThursdayでお馴染みのチェポさん曰く

選手を落ち着かせる術を持った監督って言ってたけど。なるほど。モチベーターでは無く。

俺の印象は相手の弱点を戦術で突き自チームの弱点を戦術で消す。選手はどうなんやろ。

CBの中心でフィードが上手いボヌッチが監督と衝突して今季ミランに移籍ってのがあったけど。

その辺りを楽しみに試合を見てみたいと思ふ。


リーグテーブルを簡潔に。ナポが勝点38で首位。ユベは勝点差4で34の3位。上位対決。

ユベントスは古巣対戦のCFイグアインが左手の怪我から復帰したて。気になるコンディション。

控えジョーカーのマンジュキッチが左足ふくらはぎを怪我。ベンチに彼がいないのは。

チームで言うと今期は得点も多いけど失点も多い。そんなチームの台所事情。んー。

0030ナポリは予想通り前からの激しい守備。チーム全体で守る意識の高さが垣間見られる。

0252ユベのDHピャニッチをナポのCHアランが見る形。ボール奪取からのショートカウンター遂行。

前半4分。ユーベ。CFイグアインの守備から→敵DHジョルジーニョからボール奪取カウンター

→小ドリブル・右に来てたLSTコスタへパス→(イグアインが前線へ飛び出す)→スルーパス

→深い位置で落ち着いて右足シュート→GKレイナの対応→CK

実況の下田さん曰く。ユーベはLSTコスタが右サイドに張るRSH。RSTディバラがOH。

で、CHマテュイディがLSHにも見られる布陣らしい。コスタが右って初見かも。

相手サイドバックを押し込みたいからアレッグリが選んだ戦術なのかもしれない。

前半12分。ユーベ。低い位置RSHコスタのボール奪取から→OHディバラが

センターサークル手前から長駆ドリブル→(敵LSBマリオルイの後ろにCFイグアイン)

→バイタルでパス→1トラップ後前に持ち出してキーパーともつれる寸前でシュート

⇒GOAL! 先制! アレッグリの選手起用(ポジション選択)が効いた形に。

前半18分。ナポリ。敵CBキエッリーニの慌てたフィードから→(多分)CBアルビオルの

パスカット即フィード返し→RWGメルテンス→CHハムシクが遠目の位置からミドルシュート

⇒GKブッフォンが弾いた CK

2547 basically Napo got a ball. Juve been on the defence.

That’s the way LOVE goes…(inspired by Janet Jackson)

前半31分。ナポリ。左CK キッカーはquien(誰?失念)キック→ニアに居た

LWGインシ-ニェがフリック気味にヘディングシュート⇒GKブッフォンが弾きだした

4552 要するにナポリのポゼッション ユーベのディフェンス。そんな時間帯が続く。


前半終了。0-1。ユーベがリード。

ボール保持率。(ボールを本当に持ってる時間?)ナ1602ユ1046

シュート本数。ナ5(3)ユ3(2)。

ナポリは#TOP(3TOP)が機能せずに上手く守られた。打開策が正直見つからない。

ユーベは今期失点が多いと書いたのですが。流石の守備組織。少ない決定機をカウンターで。


後半開始。

ナポリは打開策=両サイドバックの攻撃参加や両CHの飛び出し等で攻撃に動きを作りたい。

5608 解説の川勝さん曰く。後半以降右サイドからの攻めが多く見られるんだとか。

付け加えるならサイドからの攻めを徹底する事でガチガチの真ん中を広げたい意図が見られる。

6044 ナポリの攻め。左サイドでワンタッチパス→右サイドへ大きな展開・RSBヒサイの

グラウンダークロスにCFメルテンスがニアに飛び込む 惜しい攻め。

後半22分。ナポリ。CHアランOUT ジーリンスキーIN

後半23分。ユーベ。DHケディラOUT マルキージオIN お互い中盤の運動量のテコ入れ。

後半23分。ユーベ。右サイドの崩しから→右に流れてたディバラがコスタへパス→~~~

DHピャニッチへのパス→(左サイド裏へ指示のLSHマテュイディ)そこへ美しい放物線が描く

ピャニッチの小ロブパス→マテュイディが左足ダイレクトボレーシュート⇒GKレイナ右手で触る

後半31分。ナポリ。LSBマリオルイOUT ウナスIN

後半31分。ナポリ。LWGインシーニェOUT マッジオIN

ミヤタビッチの戦術講座。パチパチパチドンドン。

中央を固める相手にどうやって攻め手を見つけるのか?

①サイドから揺さぶりをかける。サイドチェンジやダイアゴナル(斜め)なフィードで。

②バイタルエリアでミドルシュートを打って敵DFを吊り出す形を作る意図。

この辺りが素人目に見ても有効な作戦だと思われマッスル。

後半34分。ユーベ。DHピャニッチOUT クアドラードIN RSHの選手 RSHコスタがLSH

LSHマテュイディがDHだと思われマジーニョ。(何それ)

じゃなくて。RSHコスタがOUTでクアドラードがIN。上手く行ってる戦術を変える必要はない。

8151 相手ボールを自陣で奪ってカウンターが前提で全力でスプリントする

ユーベCFイグアインが何気に凄いと思ふ。準備&予備動作の妙。

後半39分。ユーベ。RSBディシーリオOUT バルザーリIN 

3バックかなと刹那思ったけど4バックでそのままRSBやと思われマント。(何それ)


試合終了。0-1。ユーベの勝利。アウエーの地で今季無敗のナポリに土をつけた。

ナポリはパスサッカーの片鱗を何度か見せたものの相手の守備に手を焼き自分達の蹴球が。

ユベントスは ウノセロ カテナチオ ザ・イタリア な戦い方。久々にらしい試合を見た。


長々と文章を読んで頂き有難うございました。蹴球と言う情熱を少しでも感じて貰えればと。



on and on 20171204

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