戦評。その46。浦和レッズvsガンバ大阪

天皇杯決勝。浦和レッズvsガンバ大阪。分水嶺。


準決勝のレビューから。レッズはRSHの関根が面白かった。ドリブラー。ウインガー。Name it

重心の低いスピードに乗ったドリブルで右サイドを支配してた。五輪世代。楽しみな。

ガンバは宇佐美が準々決勝から調子が良い。TOPを巧く使い得点を挙げる。エースの風格。

レッズのペトロヴィッチ監督が志向するサッカーとは。パスサッカーが基本やと思うけど。

大胆なDFの攻撃参加などの自陣のシステムを破壊しながらオラオラ攻める感じ。オシム?

ガンバの長谷川健太監督はブロックを敷いて守るサッカー。守備的。どちらかと言えば。

インタビューではDFラインが下がり過ぎないようにって言ってた。コンパクトに出来るか。

その辺りを楽しみに試合を観てみたいと思う。


前半4分。ガンバ。左サイドLSB藤春のタメ→LSH宇佐美が怒涛のドリブルで選手をかわして

PA(ペナルティーエリア)へ→右足アウトサイドで低いクロスをCFパトリックへ

ダイレクトでシュート⇒クロスバー直撃→こぼれ球をRSH阿部がヘディングシュート⇒

DFに当たる 決定機

前半12分。ガンバ。RSB米倉OUT 井手口IN 負傷交代

DHの今野がRSBで交代の井手口がDHのポジションに。

レッズは3TOPのコンビプレイもあるけど基本はサイドからの崩し。

守備では宇佐美にどう蓋をするのか。それがこの試合の重要なテーマ。

前半32分。ガンバ。自陣でのボール奪取の後にOH倉田がCFパトリックへ浮き球のパス→

中ドリブル敵CB森脇をかわす右足でシュート⇒決まってGOAL! ショートカウンター発動

前半36分。レッズ。DH青木からRSH梅崎へパス→クロスでST李がヘディングシュート⇒

左ポストに当たる→こぼれ球をCF興梠が左足シュート⇒クロスバーをかすめてGOAL! 同点

前半ロスタイム。レッズ。左サイドLSH宇賀神→ST李のヘッドですらし気味からの→

RSH梅崎がヘディングで中への折り返し→李に当たって興梠がヘディングシュート⇒

敵GK東口がキャッチ 猛攻サイドtoサイド。そんな攻撃。


前半終了。1-1。同点。

全体の運動量は少ないもののカウンターのガンバ、サイドアタックのレッズの構図。

ある程度予想出来る攻撃パターンなので意外なプレイが違いを生み出し必要なのかも。

レッズの両サイドが上がったスペースをガンバは使いたい所。理想としては。

レッズは3TOPの連携で中からの崩しも使いたい所。ただコンビネーションがぎこちない。


後半8分。ガンバ。右CKキッカーはDH遠藤 キック→ゴール前CFパトリックがマークする

敵CBの槙野をかわしてシュート⇒GOAL! 勝ち越し 少ないチャンスをものにした

ガンバは2TOP(宇佐美・パトリック)に。4-4-2。守備のゾーンをはっきりさせる戦術変更。

後半12分。レッズ。2枚替え。RSH梅崎OUT 関根IN  ST武藤OUT ズラタンIN

ズラタンがCFでCF興梠がST(セカンドトップ)に。役割変更。

“パットトリック”。。。ダジャレ王の解説の早野宏史が昇竜拳。てか得意のダジャレ。

後半24分。レッズ。RSH宇賀神OUT 高木IN

レッズはDFが攻め上がる事が多いのでDH阿部などのカバーが必須。

後半31分。ガンバ。ST宇佐美OUT 内田IN

DH遠藤が一列前へ。内田はDH(ボランチ)に。

注目選手に挙げたRSH関根。ガンバは引いて守ってるのでサイドのスペースが無い。

有っても少な目。1対1の勝負を挑みにくい。

後半43分。ガンバ。CFパトリックOUT 長沢IN


試合終了。2-1。ガンバ2年連続優勝。

ガンバはカウンターをベースに少ないチャンスをものにした戦い方だった。

レッズはサイドからの攻撃が機能したものの中の攻撃が皆無に近かった。柏木の不在。

両チームの攻撃の特徴がはっきり出たゲーム。頑なまでに自分達のスタイルを貫いた。

しつこいようやけど外の攻撃を生かす為にも中の攻撃。Side-orientedになり過ぎ無い。

バランス良くヴァリエーション多く攻める。個人的に言うとそれがレッズへの理想論かなと。


on and on 20160104

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