戦評。その29。バイエルンミュンヘンvsドルトムント

第8節バイエルンミュンヘンvsドルトムント。試金石。


バイエルンは優れたドリブラー(ウインガー)が居るのでワクワクが堪らない。

ドゥグラス・コスタ と コマン(怪我のロベン) 。彼等が敵DFとの1対1の勝負を圧倒して

試合を 支配する様 を観るだけで。テクニックの引き出しの多さ・速さ。他にもあるけど。

優れたドリブルをする選手はパスサッカー全盛の中にあって貴重な存在。 絶滅危惧種。

オランダ的なエッセンス を充分に感じさせる選手達。これが有るから 楽しめる時間。

コスタにマッチアップするのは普段CBの ソクラテス。 守る右サイドは明らかに守備重視。

ドルは普段と違うフォーメーション。

  ムヒ         オバメ
       香川

  カストロ ヴァイグル ギュン

ピシチェク フンメルス ベンダー ソクラテス

        ビュルキ  
  
  
何これ?俺が知ってる限りトゥヘルがこんなフォーメーションで戦った記憶が無い。

香川が偽9番?んー。で得点した時は知らん間にカストロが右SMFやってるし。んー。

このフォーメーションに戦術の意図は感じ無いし。敢えてのソクラテスくらい。

前半24分。バイエルン。CBボアテングから左MFのコスタへのロングフィード→

DFをかわして左へボールを持ち出してシュート→キーパー弾く→ボールが

コスタの所へ戻って来る クロス→味方に渡らない

前半26分。バイエルン。CBボアテングのDFライン裏へのロングフィード→

GKがボールの処理に飛び出した→ミュラーが先にボールに触る かわして左足シュート

無人のゴールへ ディフェンダー届かず GOAL! 先制点。

前半34分。バイエルン。低い位置からのカウンター右ミュラーのドリブル→

上がって来た中央ラームにパス 少ドリブル→左に上がって来たチアゴにパス→

エリア内に侵入 ムヒが倒すPK献上→キッカーはミュラー右に決める GOAL!

前半37分。ドル。CBフンメルスが中央ムヒにパス→右サイドフリーで駆け上がるカストロにパス

→ワンタッチで中央への折り返し→オバメ左足シュート GOAL! 1点差。

バイエルンは失点後にMFラームを下げて4バックに。

後半開始直後。バイエルン。CBボアテングからのロングフィード→FWレヴァへDFを掻い潜って

ぎりぎりトラップ シュート GOAL! 若干浅めのDFラインを突いた攻撃。

後半8分。ドル。香川OUT ロイスIN

普段と違うフォーメーション以前にボールタッチが皆無に近かった。

後半13分。バイエルン。右サイドラーム→ミュラー→ゲッツェがワンタッチでクロス→

中央レヴァが左足でシュート GOAL! 3点差。

後半21分。バイエルン。右にポジションチェンジしてたコスタの左サイドへの

鋭いサイドチェンジのパス→左のゲッツェが小さいカットイン→中央チアゴへのパス→

シュート体勢を取るがDFに当たる→転がったボールが中央に絞ってたゲッツェへ

シュート GOAL!

後半23分。バイエルン。チアゴOUT ビダルIN 余裕の交代。

後半31分。バイエルン。XアロンソOUT キミッヒIN

後半35分。バイエルン。ミュラーOUT コマンIN


試合終了。5-1。バイエルン圧勝。

バイエルンらしさ。 サイド や 中央 からの崩しが少なかったものの

ドルトムントのGKも含めた守備の脆さを突いた格好に。 CBボアテング が起点に。

ドルトムントはSBが高い位置を取れずCMFがいないので ギュンドアン の

攻撃参加も少なくて攻め手に欠いた印象。 香川 も生かせなかった。

正直中2日でEL後の試合って言うのをさっぴいても人選も含めた戦術のミステイクやと思う。


P.S.この試合と関係無いけどアーセナルvsマンUの試合を観てて思ったけど。

アーセナルのパススピードの速さ。オフの動き。連動性。どれを取っても一級品。


on and on 20151005

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