天皇杯決勝。鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ
明けましてこんばんは。今日は珍しくJリーグの試合の戦評を書いてみたいと思ふ。
今日はアントラーズの中心選手のOH柴崎岳について。1992年生まれの24歳。
青森生まれ。小学生時代に視野の良さを青森山田の監督に評価される。
青森山田時代に二年生で準優勝。アントラーズと仮契約。2011に本契約。
2012にJリーグアウォーズでベストヤングプレーヤー賞を受賞。新人王みたいな。
2016チーム優勝に貢献。クラブW杯の決勝では2得点の大活躍。移籍の噂も。
プレースタイルはミドルシュートと前線との攻撃の絡み方が秀逸。技巧的な
パスの精度も現ジュビロ監督の名波浩に評価され本田圭祐にはイニエスタを参考に
しろとアドバイスされる。個人的にはハリルになって何故召集されないか疑問符。
その辺りを楽しみに試合を観てみたいと思う。
川崎は前からのプレスが目立つ。2ndプランは?ブロックを敷くのか・継続か?
鹿島は相手の浅いDFラインの裏へのロングフィードが目立つ。オフサイド連発。
川崎は1トップ2シャドー(1CF・2ST)の攻撃陣。※後から書き足しました。
川崎は前半13分頃CF小林とのコンビで抜け出たST大久保のシュート。良い攻撃。
実況も言ってるけどゴール前タッチ数の少ない攻めの意図が感じられる。
前半18分。川崎。DH中村の前線RWBエウシーニョへのフィードから
→敵DFの対応→ST登里がボールをさらう→エウシーニョがヒールパス
ワンタッチで→CF小林が態勢を崩しながらゴロシュート⇒GK曽ヶ端の対応
審判の判定を巡り両チームが少しエキサイティングリーグ パ。どないやねん。
鹿島は川崎のボールの起点への潰し・対応が素晴らしい。自由を与えない。
ただその裏で鹿島の両DHが上がったスペースを狙う川崎。チェスマッチ。
川崎は前線の選手同士のポジショニングの予測性が良くなればもっと良い攻撃が。
正直Jリーグは間延びした位置取りや精度の低さがあったりで余り見ないのですが。
この試合は両チームの色が出てて・戦術の駆け引きもあって面白いゲーム。
鹿島の2列目にボールが上手く入らない。裏を返せば光る川崎のディフェンス。
前半42分。鹿島。右CK キッカーはRSH遠藤 キック→ファーポストに居た
LSB山本がヘディングシュート⇒GOAL! 先制!
前半終了。1-0。鹿島が1点リード。シュート本数は鹿5(1)本・川8(2)本
鹿島は予想通り攻められる時間が多かったけど蜂のように刺す得点で違いを。
川崎は攻め方の意図・理想は垣間見えた。後は結果がついてくるかどうか☆。
後半開始。
後半0分。鹿島。LSB山本OUT ファンソッコIN
後半0分。川崎。ST登里OUT 三好IN 早速いじってきた。
川崎は4バックにしてきた。LWG車屋がLSB CB田坂がRSB 三好がLSH 2トップ。
後半9分。川崎。DH大島に対するファール・早いリスタート→CF小林がスルー
→バイタル真ん中のLSH三好がリターンパスをCF小林に→敵LSBファンソッコと
競り合いながらドリブル・右足シュート⇒GOAL! 同点!
川崎は同じ形を前半から繰り返してた。ようやく結果が実を結ぶ流れに。
川崎は真ん中から崩す意図は判ったのでサイドからの攻めでバランスを。
後半20分。川崎。カウンターDFからDH中村へのパスから→右サイドで
フリーのCF小林へ大きな展開→ドリブルでエリア内に侵入→切り返して
敵DFをかわして左足シュート⇒左ポスト直撃! 決定機
後半22分。鹿島。CF赤崎OUT 鈴木IN
後半25分。鹿島。味方フィードの敵DFの応対こぼれ球から→RSH遠藤
→CF鈴木がクロス性のシュート⇒GKソンリョンの対応
(と、思ったらCBエドゥアルドのクリア。)
中2日で両チーム運動量が落ちてきた。交代選手の働きが鍵になる。
後半43分。鹿島。DH小笠原OUT ファブリシオIN LSH柴崎がDH
かと、思いきや鈴木の1トップでCF土居がLSH。トップ下がファブリシオ。
前後半終了。1-1。タイスコア。
延長前半開始。
延長前半3分。鹿島。右CK キッカーはRSH遠藤 キック→RSB西の
ヘディングシュート→クロスバー直撃!→敵DF大きくクリア→そのクリアボールを
センターサークル付近でヘディングパス→長駆バイタルの選手(たぶんCF鈴木)が
ヘディングで繋ぐ→西がシュート⇒敵DFに目の前で当たる→こぼれ球が
OHファブリシオの前に・右足シュート⇒GOAL! またセットプレーからの得失点
延長前半8分。川崎。RSB田坂OUT 森谷IN RSHエウシーニョがRSB
森谷がDH DHの中村憲剛がOHトップ下
延長前半9分。鹿島。右CK キッカーはRSH遠藤 キック→二アに入って来た
OHファブリシオのヘディングシュート⇒左ポスト直撃!敵DFが辛うじてクリア。
延長前半終了。2-1。鹿島がリード。
延長後半開始。
延長後半0分。川崎。DH大島OUT 森本IN 3トップ?ではなくて OH中村がDH
CF小林がRSH 大久保と森本の2トップ。
試合終了。2-1。鹿島の優勝。19冠目。歴史と伝統を感じる。
鹿島はセットプレーから2点。固い守備と低燃費・高効率のエンジンを使い切った。
川崎は理想は貫いた。ただ攻撃パターンのバリエーションに彩りが無かった。
on and on 20170102
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